概要
IP 許可リストは、ご利用の OpenAI API にアクセスできる IP アドレスを制限する、任意のセキュリティ機能です。
有効にすると、設定した IP アドレスまたは IP アドレス範囲からのリクエストのみが許可されます。それ以外の IP アドレスからのリクエストは、有効な API キーが含まれていても拒否されます。
この機能は、信頼できるネットワーク環境にアクセスを限定することで、API の不正利用リスクを低減するためのものです。
注:IP 許可リストは、API リクエストにのみ適用されます。platform.openai.com へのアクセスやユーザーのサインインには影響しません。
IP 許可リストのメリット
IP 許可リストは、次のような対策に役立ちます。
API へのアクセスを、自社のサーバーやクラウド環境など、把握済みのインフラに限定
API キーが漏えいした場合のリスクを低減
API トラフィックの送信元に対する制御をさらに強化
IP 許可リストは、API トラフィックの送信元が固定のネットワーク範囲や明確に定義されたネットワーク範囲に収まる本番環境で、最もよく利用されます。
仕組み
許可する IP アドレスまたは CIDR 範囲のリストを設定します。
許可された IP アドレスからのリクエストは受け付けられます。
許可リストにない IP アドレスからのリクエストは拒否されます。
IP 許可リストは、次のいずれかの単位で適用できます。
組織単位
プロジェクト単位
利用対象
IP 許可リストは、すべての API ユーザーが利用できます。
IP 許可リストを設定するには、以下の手順に従ってください。
IP 許可リストの設定
注:IP アドレスまたは CIDR 範囲は、最大 50 件まで追加できます。
設定を開きます。
セキュリティを選択します。
IP 許可リストを選択します。
IP アドレスまたは CIDR 範囲を 1 件以上追加します。
(任意)チェックツールで、IP アドレスが許可リストに含まれているかを確認します。
次のいずれかを対象に、許可リストを有効にします。
特定のプロジェクト
組織全体
利用予定の環境からリクエストを送信してテストします。
組織全体に適用する前に、まず 1 つのプロジェクトで有効にすることをおすすめします。
変更が反映されるまで、最大 15 分かかる場合があります。
注:IP 許可リストを設定するには、組織内で適切な権限が必要です。
トラブルシューティング
リクエストが予期せず失敗する場合は、以下をご確認ください。
リクエストの送信元が、許可された IP アドレスであることを確認してください。
インフラの IP アドレスが変更されていないか確認してください。
設定した IP アドレス範囲が正しいか確認してください。
設定の変更が反映されるまで、最大 15 分お待ちください。
チェックツールで、IP アドレスが許可されているかを確認してください。
リクエストがブロックされた場合の動作
許可リストにない IP アドレスからのリクエストは失敗し、次の情報が返されます。
HTTP ステータス:401 Unauthorized
エラーコード:ip_not_authorized
レスポンス例:
{
"error": {
"message": "Your IP is not authorized to access this organization.",
"type": "ip_not_authorized"
}
}
よくある質問
IP 許可リストによる API キーの不正利用防止効果と限界
すべての不正利用を防げるわけではありません。IP 許可リストは、API リクエストの送信元を制限してリスクを低減するのに役立ちますが、あらゆる不正利用を完全に防ぐものではありません。キーの安全な保管、キーのローテーション、アカウントのセキュリティ強化など、他のセキュリティ対策と併用してください。セキュリティをさらに強化するには、ヘルプセンターのガイド「API キーを安全に管理するためのベストプラクティス」と「不正利用の防止」をご確認ください。
IP 許可リストによるレイテンシへの影響
IP 許可リストを有効にすると、主に初回のリクエストなどで、ごくわずかな遅延が生じる場合があります。API 全体のパフォーマンスに大きな影響はないと見込まれます。
IP 許可リストが原因でリクエストが失敗したかどうかの確認方法
IP 許可リストが原因でリクエストが失敗した場合、次の情報が返されます。
HTTP status: 401 UnauthorizedError code: ip_not_authorized
