カスタムオーディエンスを使うと、自社の顧客や見込み顧客のリストを ChatGPT 広告で活用できます。
カスタムオーディエンスの仕組み
カスタムオーディエンスは、メールアドレス、電話番号、ハッシュ化したメールアドレス、ハッシュ化した電話番号、Google 広告 ID(GAID)を使って、顧客や見込み顧客のリストから作成します。カスタムオーディエンスは、広告マネージャーで作成・管理できます。作成したオーディエンスは、ChatGPT 広告で次のように活用できます。
キャンペーン単位での配信対象の指定:配信対象オーディエンスを使って、選択した 1 つ以上のオーディエンスに含まれるユーザーだけにキャンペーンの配信対象を限定します。既知の顧客、有望な見込み顧客、特定のキャンペーンでターゲットにしたいオーディエンスへのリーチに役立ちます。
キャンペーン単位での除外:除外オーディエンスを使って、選択したオーディエンスに含まれるユーザーへのキャンペーン配信を防ぎます。既存顧客、最近購入したユーザー、特定のキャンペーンを表示すべきでないオーディエンスへの配信を避けるのに役立ちます。
広告グループのオーディエンス別入札調整:閲覧者が選択したカスタムオーディエンスに該当する場合に、入札倍率を使って広告グループの上限入札額を引き上げたり引き下げたりします。価値の高い顧客にはより競争力のある入札を行い、優先度の低いオーディエンスには入札を抑えるといった調整に役立ちます。
配信対象オーディエンスとオーディエンス別入札調整を利用するには、照合済みユーザーが 25,000 人以上必要です。照合済みユーザーが 25,000 人未満のオーディエンスは、除外に利用できます。配信対象の指定や入札調整には、ユーザー数が 100,000 人以上のオーディエンスを推奨します。
カスタムオーディエンスによる制御は、オーディエンス単位で適用されます。広告マネージャーでは、照合された個々のユーザーの表示や、オーディエンス内の特定のユーザーの選択はできません。
カスタムオーディエンスの作成
オーディエンスファイルの準備
500 MB(500,000,000 バイト)以下の、有効な UTF-8 形式の CSV または TXT ファイルを準備します。BOM 付き UTF-8 にも対応しています。
オーディエンスには 5,000,000 人を超えるメンバーを含めることができます。必要に応じて、オーディエンスの作成後に複数回に分けてアップロードし、メンバーを追加します。
アップロードには、メールアドレス、電話番号、SHA-256 でハッシュ化したメールアドレス、SHA-256 でハッシュ化した電話番号、Google 広告 ID(GAID)の識別子を含めることができます。同じ CSV ファイルに、サポートされている複数の種類の識別子を含めてアップロードできます。
TXT ファイルには、1 行につき 1 つの識別子を記載する必要があります。
CSV ファイルにはヘッダー行が必要です。ヘッダー行には、ファイル内の識別子の種類ごとに、email、phone_number、email_sha256、phone_number_sha256、gaid などのサポートされている列名を記載します。
カスタムオーディエンスの作成後は、広告マネージャーでメンバーを追加・削除・置換できます。オーディエンスを作り直したり、それを使用中のキャンペーンや広告グループを更新したりする必要はありません。
リストをアップロードする前に、カスタムオーディエンスの利用資格とデータ使用に関する要件をご確認ください。
広告マネージャーでカスタムオーディエンスを作成する手順は次のとおりです。
広告マネージャーの左サイドバーで「ツール」を展開します。
「オーディエンス」を選択します。
「オーディエンスを作成」を選択します。
オーディエンスの名前を入力します。
オーディエンスファイルをアップロードします。
TXT ファイルをアップロードする場合は、識別子の種類として、メールアドレス、電話番号、SHA-256 でハッシュ化したメールアドレス、SHA-256 でハッシュ化した電話番号、Google 広告 ID(GAID)のいずれかを選択します。ヘッダー付きの CSV ファイルでは、広告マネージャーがヘッダーから識別子の種類を推定します。
内容を確認し、「作成」を選択します。
カスタムオーディエンスを作成すると、広告マネージャーでファイルが処理されます。オーディエンスを利用できるのは、処理の完了後です。処理には通常 20~30 分ほどかかりますが、ファイルサイズによって異なります。
無効な値、重複した値、照合できなかった識別子は照合済みユーザー数に含まれないため、アップロードした行数と最終的な照合済みオーディエンスの人数は異なる場合があります。
オーディエンスを利用できるかどうかは、ステータスで確認できます。
「処理中」は、ファイルの処理が続いており、オーディエンスをまだ利用できない状態です。
「準備完了」は、オーディエンスの処理が完了し、利用できる状態です。照合済みユーザーが 25,000 人未満のオーディエンスは、「準備完了」と表示され、「除外のみ」という注記が付きます。
「失敗」は、ファイルを処理できなかった状態です。ファイルが有効な UTF-8 形式の CSV または TXT ファイルであり、サポートされている識別子の種類を使用し、ファイルサイズと書式の要件を満たしていることを確認してから、再試行してください。
「アップロード待ち」「インデックス作成中」「公開処理中」などの中間ステータスは、オーディエンスがまだ準備中で、利用できないことを示します。
キャンペーンでのカスタムオーディエンスの利用
EEA またはスイスをターゲットにするキャンペーンでは、その地域で広告のパーソナライズが利用できない間は、カスタムオーディエンスの使用を控えてください。
キャンペーンでカスタムオーディエンスを利用する手順は次のとおりです。
広告マネージャーでキャンペーンを作成または編集します。
キャンペーンの設定で「カスタムオーディエンス」セクションに移動します。
選択したオーディエンスだけに配信するには、「オーディエンスを配信対象に含める」を選択し、準備完了のカスタムオーディエンスを 1 つ以上選びます。
選択したオーディエンスへの配信を防ぐには、「オーディエンスを除外」を選択し、準備完了のカスタムオーディエンスを 1 つ以上選びます。
キャンペーンの設定を確認し、キャンペーンを保存します。
同じキャンペーン内で、オーディエンスの配信対象への指定、除外、またはその両方を設定できます。
配信対象の指定のみ:配信対象に指定したオーディエンスのうち、少なくとも 1 つに含まれるユーザーだけがキャンペーンの広告配信対象になります。
除外のみ:除外オーディエンスのいずれかに含まれるユーザーを除き、幅広いユーザーがキャンペーンの広告配信対象になります。
配信対象の指定と除外の併用:配信対象に指定したオーディエンスのうち、少なくとも 1 つに含まれるユーザーだけがキャンペーンの広告配信対象になります。ただし、除外オーディエンスにも含まれるユーザーは対象外です。配信対象オーディエンスと除外オーディエンスを併用する場合、除外後の配信対象オーディエンスも、照合済みユーザー 25,000 人以上という配信対象指定の最低人数要件を満たす必要があります。
同じキャンペーン内で、同じカスタムオーディエンスを配信対象と除外対象の両方に設定することはできません。
広告グループでのオーディエンス別入札調整の利用
広告グループ単位で入札倍率を設定する手順は次のとおりです。
広告マネージャーで広告グループを作成または編集します。
「詳細設定」を開きます。
「オーディエンス別入札調整」に移動します。
「倍率を追加」を選択します。
準備完了のカスタムオーディエンスを選びます。
0.1 倍から 10 倍の範囲で倍率を入力します。
必要に応じて倍率の設定を追加し、広告グループを保存します。
入札倍率は、閲覧者が選択したカスタムオーディエンスに含まれる場合に、広告グループの上限入札額を引き上げたり引き下げたりします。たとえば、価値の高い顧客には 2 倍、過去にブランドへの反応があったユーザーには 5 倍、優先度の低いオーディエンスには 0.5 倍の倍率を設定できます。
閲覧者が選択した複数のカスタムオーディエンスに含まれる場合は、該当する倍率のうち最も高いものが適用されます。入札倍率によって、キャンペーンの配信対象となるユーザーが決まるわけではありません。
アップロードしたオーディエンスファイルの保持
アップロードしたオーディエンスファイルは処理後に削除されます。通常、遅くともアップロードから 24 時間以内に削除されます。
識別子の書式ルール
アップロードするファイルはすべて、有効な UTF-8 形式である必要があります。別のツールからエクスポートする場合は、アップロード前に UTF-8 形式の CSV または TXT ファイルとして保存し直してください。
メールアドレス
@ を 1 つ含む有効なメールアドレスを使用してください。
大文字も使用できますが、小文字に正規化されます。
先頭と末尾のスペースは削除されます。
メールアドレスの途中にスペースを含めることはできません。
電話番号
+ と国番号を含む E.164 形式を使用してください。
スペース、ハイフン、括弧、ピリオドは正規化時に削除されます。
国番号のない電話番号は使用できません。
SHA-256 でハッシュ化したメールアドレス
小文字に変換し、先頭と末尾のスペースを削除して正規化したメールアドレスをハッシュ化してください。
アップロードする値は、64 文字の 16 進数で表した SHA-256 ダイジェストである必要があります。
SHA-256 でハッシュ化した電話番号
+ と国番号を含む E.164 形式に正規化した電話番号をハッシュ化してください。
アップロードする値は、64 文字の 16 進数で表した SHA-256 ダイジェストである必要があります。
Google 広告 ID(GAID)
有効な Google 広告 ID を使用してください。
ハイフンを削除したり、値をハッシュ化したりしないでください。
