概要
このガイドは、ChatGPT for Financial Services を利用するワークスペースのオーナー、管理者、チームメンバーを対象としています。管理者はセットアップ手順に沿って設定でき、チームメンバーはガイダンスや例を参考に利用を開始できます。
対象プラン、付属の金融データセット、データの遅延と利用上限、プライバシー管理、適用される規約については、ChatGPT for Financial Services をご覧ください。
ChatGPT は金融リサーチを支援するものであり、金融や投資に関する専門的な助言に代わるものではありません。重要な情報は出典と照合し、出力内容を確認してから使用してください。
開始前の確認事項
ChatGPT for Financial Services の利用には ChatGPT Work が必要です。
まず、Work 管理者向けのよくある質問をご覧ください。タスクの実行、セキュリティ、データの取り扱いについては、Work の概要をご覧ください。
ワークスペースの設定
セットアップ動画:金融サービス機能の有効化、アクセス管理、自社テンプレートの設定については、Screen Studio のセットアップ解説動画をご覧ください。動画は外部サイトで開きます。
ワークスペースへのアクセスの準備
セットアップの解説動画に沿って、ワークスペースを設定してください。
ワークスペース設定 > 権限とロールから、チームの ChatGPT Work を有効にします。設定手順の詳細については、管理者向け展開ガイドをご覧ください。
チームにローカルコンピューターへのアクセスが必要かどうかを判断してください。ローカルアクセスを無効にしたまま、Work Cloud を有効にできます。その場合も、ユーザーはアップロードしたファイルや、承認済みの接続先ソースを使って作業できます。
ChatGPT for Financial Services を有効にし、利用を許可するワークスペースのメンバーを決めてください。これらの設定で、Financial Services の機能と組み込みの金融データソースへのアクセスを管理します。自社データや契約済みのプロバイダーのサブスクリプションへの接続には、以下で説明する別の権限が適用されます。アクセス管理は、セットアップの解説動画に沿って設定してください。
オプションの接続の選択
標準で含まれるデータセットは、プロバイダーに別途ログインせずに利用できます。追加のソースを利用するには、組織で契約済みのサブスクリプション、サインイン、ワークスペースの権限が必要な場合があります。
設定方法と権限の管理については、プラグインとデータ接続をご覧ください。
推奨される接続の種類は次のとおりです。
Outlook や Teams などのメール、チャット、カレンダー
少なくとも読み取り専用アクセスがある、SharePoint などの社内データリポジトリ
S&P CapIQ や FactSet など、契約済みのサードパーティ製データサブスクリプション
仮想データルーム向けの Datasite や、取引に関する顧客関係管理(CRM)向けの DealCloud など、特定のワークフロー用の接続
チームの業務と自社のポリシーに適した接続と権限を選択してください。読み取り専用アクセスでも、コンテンツの読み取りと処理は可能です。接続を有効にする前に、その権限とデータ共有への影響を確認してください。
社内テンプレートとスタイルガイドの設定
ワークスペース用のテンプレートとスタイルガイドを提供できます。Financial Services へのアクセスを担当する管理者と連携して設定してください。テンプレートの追加方法は、セットアップの解説動画(1:40 から)をご覧ください。
テンプレートを設定したら、以下の動作確認を行う際に、テンプレートを使うタスクも含めてください。
利用上限の設定
管理者は、ワークスペースのデフォルト設定、グループ別の上限、個人別の上書き設定を使って、月間利用上限を設定できます。設定手順については、利用上限と支出管理をご覧ください。
展開前に、適用されるワークスペースとユーザーの設定を確認してください。ユーザーごとの利用上限は、プロバイダーの提供範囲、データセット固有の上限、アクセス権限とは別に設定されます。詳しくは、ChatGPT Enterprise の利用上限をご覧ください。
設定の動作確認
テスト対象の権限を持つユーザーとしてサインインし、ChatGPT Work でタスクを開始します。@Financial などのコマンドで Financial Services を手動で呼び出す必要はありません。
テストに関連する承認済みの各ソースから、存在が確認できている文書やデータの取得を依頼してください。そのユーザーにアクセス権があり、ソースの収録範囲内にある資料を選んでください。アクセスできなかったソースや、情報を取得できなかったソースを示すよう ChatGPT に依頼してください。
自社のテンプレートが設定されている場合は、そのテンプレートを使った短いプレゼンテーションの作成を依頼してください。作成されたファイルを開き、ブランド表現、レイアウト、内容を確認してください。
Financial Services の利用開始
対象の新規ユーザーは、初期設定の案内に従って利用可能な金融データプロバイダーに接続し、業務に関連するタスクを開始できます。
よりよい結果を得るためのヒント
特に Excel や PowerPoint のタスクでは、利用可能な中で最も高性能なモデルを選択してください。
過去のスライドやブックなど、関連する参考資料を添付してください。参考資料のどの点に倣うべきかを説明し、不足している背景情報も補ってください。
出力内容を具体的に指定してください。例:「[company] の過去 1 年間の株価について、スライドを作成してください。主な値動きには出典付きの説明を添え、説明できない値動きはその旨を明記してください。」
最初のタスクは、提案資料一式ではなく、スライド 1 枚や単一の分析などに絞ってください。
複雑なタスクでは、まず計画を提案するよう ChatGPT に依頼してください。進め方を確認し、前提条件を明確にしてから続行してください。
ワークフローに合わせた ChatGPT の調整
個々のタスクでは、利用が承認された過去の成果物の例を、関連する背景情報や指示とともに提供してください。ChatGPT が従うべきレイアウト、用語、慣例と、その例だけではわからない点を説明してください。そのタスクでの使用が許可されている資料のみを共有してください。
金融サービス向け ChatGPT には、割引キャッシュフロー(DCF)モデルの作成、提案資料の作成、決算分析など、金融実務全般に対応するスキルは含まれていません。
決算情報の更新や四半期ごとのポートフォリオ報告など、複雑で繰り返し行うワークフローには、組み込みの skill-creator を使ってください。チームの作業方法、確認項目、出力要件を、再利用可能なスキルにまとめられます。広く共有する前に、代表的なタスクでスキルをテストしてください。
トラブルシューティング
アクセスに関する問題の解決
Financial Services の設定を利用できない場合は、サポートにお問い合わせください。接続先ソースでエラーが発生した場合は、接続の承認、サインイン、ワークスペースの権限、プロバイダーの利用権限、ソースの収録範囲を確認してください。
結果が不完全な場合は、指定した日付や企業が収録対象かどうかに加え、ChatGPT for Financial Services に記載されている遅延や上限も確認してください。結果が得られないからといって、必ずしも設定に問題があるとは限りません。
サポートへのお問い合わせ
技術的なサポートが必要な場合は、OpenAI ヘルプセンターを開き、チャットの吹き出しを選択してサポートにお問い合わせください。タスク、期待する結果、関連するソース、表示されたエラーメッセージを記載してください。
フィードバックの送信
メッセージ欄に /feedback と入力し、フィードバックを選択します。
実際に起きたことと、期待していた動作を記載してください。
画面の案内に従ってフィードバックを送信します。
よくある質問
Enterprise にアップグレードしても、チャット履歴と保存済みメモリは保持できますか?
対象ユーザーは、個人用ワークスペースから、移行に対応したチャットと保存済みメモリを同じアカウント内で移行できます。続行する前に、制限事項と移行による影響を確認してください。詳細は、個人用ワークスペースの移行をご覧ください。
ChatGPT Business から移行する場合は、既存のワークスペースのデータを保持したままアップグレードする方法について、OpenAI の担当チームにお問い合わせください。
別の Enterprise ワークスペースへの移行を予定している場合は、移行の選択肢について OpenAI の担当チームにご相談ください。詳しくは、ChatGPT Business のよくある質問をご覧ください。
