OpenAI は、コンテンツが OpenAI ツールで生成されたかどうかを把握できるよう、SynthID 電子透かしや Content Credentials(C2PA)などの来歴シグナルを使用しています。来歴シグナルは出所を判断する手がかりになりますが、コンテンツの正確性、未編集であること、法的な所有権、または正しい文脈で提示されていることを保証するものではありません。
C2PA 標準とは何ですか?何が可能になりますか?
C2PA は、発行者や企業などがメディアにメタデータを埋め込み、その出所や関連情報を検証できるようにするオープンな技術標準です。C2PA は、AI 生成コンテンツだけを対象とするものではありません。カメラメーカーや報道機関なども、メディアコンテンツの出所や履歴、すなわち来歴を証明するために同じ標準を採用しつつあります。
C2PA メタデータには、ファイルの作成に使用したツールやサービス、作成日時、その他の出所や履歴に関する情報を含めることができます。
C2PA の詳細をご覧ください。
SynthID とは何ですか?何が可能になりますか?
SynthID は、生成されたメディアにシグナルを直接埋め込む、目に見えない電子透かし技術です。メタデータとは異なり、このシグナルはコンテンツ自体の一部であるため、編集や変換を行っても残る場合があります。
SynthID は、C2PA メタデータと併用できる追加の来歴シグナルです。たとえば、ファイルからメタデータが削除されても、埋め込まれた電子透かしにより、対応する OpenAI ツールで生成されたコンテンツだと示せる場合があります。
来歴シグナルが含まれる OpenAI 生成コンテンツの種類
OpenAI は、コンテンツの種類に応じて異なる来歴シグナルを使用しています。
| コンテンツの種類 | 来歴シグナル | 備考 |
|---|---|---|
| 画像 | C2PA メタデータと SynthID 電子透かし | ChatGPT、Codex、OpenAI API で生成された対応画像には、両方のシグナルが含まれます。 |
| 音声 | SynthID 電子透かし | OpenAI が生成した対応音声には、音声自体に聞き取れない電子透かしが埋め込まれています。 |
対応範囲は、製品、モデル、エクスポート方法、ファイル形式、コンテンツの作成時期によって異なる場合があります。
コンテンツの種類によって来歴シグナルが異なる理由
来歴情報の保持方法は、メディア形式によって異なります。
C2PA Content Credentials などのメタデータには、より詳しい情報を記録できますが、プラットフォーム、編集ツール、ファイル変換によって削除されることがあります。
SynthID などの電子透かしは生成メディア自体に埋め込まれるため、一部の変換を経ても残りやすい場合があります。ただし、電子透かしから得られる文脈情報は、一般にメタデータよりも少なくなります。
技術的に可能な場合は、両方の方式を適切に併用することで、より強固な来歴シグナルを提供できます。
OpenAI ツールで生成した画像に、目に見える電子透かしを追加するにはどうすればよいですか?
モデルへのプロンプトで指示すれば、ChatGPT、Codex、OpenAI API で生成する画像に、目に見える開示表示を追加できます。たとえば、画像を生成するときに「画像に目に見える OpenAI の電子透かしを入れてください」と指示できます。
目に見える電子透かしは、C2PA メタデータや SynthID 電子透かしなど、埋め込み型の来歴シグナルとは別のものです。画像が OpenAI ツールで生成されたことを閲覧者が認識する助けにはなりますが、機械可読な来歴シグナルと同じものではありません。
コンテンツが OpenAI ツールで生成されたかどうかを確認する方法
openai.com/verify にアクセスすると、対応する画像や音声ファイルに、OpenAI ツールで生成またはエクスポートされたコンテンツに関連する来歴シグナルが含まれているか確認できます。
対応ファイルをアップロードすると、SynthID 電子透かしや OpenAI に関連付けられた信頼できる C2PA マニフェストなど、対応済みの OpenAI 来歴シグナルが検索されます。
対応済みの OpenAI 来歴シグナルが見つかった場合、そのコンテンツが OpenAI ツールで生成またはエクスポートされたことを示します。
検証結果が示す内容
シグナルが検出された場合、アップロードしたコンテンツに OpenAI に関連する対応済みの来歴シグナルが含まれていることを確認する助けになります。
このツールは、コンテンツの正確性、未編集であること、法的な所有権、または正しい文脈で提示されていることを確認するものではありません。また、コンテンツの作成者や作成目的を特定するものでもありません。
シグナルが見つからない場合
シグナルが検出されなかった場合、アップロードされたファイルから OpenAI 発行の来歴シグナルが見つからなかったことを意味します。
ただし、次のような場合、コンテンツが OpenAI で生成またはエクスポートされた可能性は残ります。
来歴シグナルが導入される前にコンテンツが作成された
未対応の製品、モデル、エクスポート方法、またはファイル形式で作成された
アップロード、ダウンロード、編集、変換、共有の際にメタデータが削除された
圧縮、切り抜き、ノイズ、編集、形式変換、その他の変換によって電子透かしが劣化した
音声クリップが短すぎる、または大幅に変更されている
テキスト出力への対応予定はありますか?
AI 生成コンテンツの透明性に関する欧州委員会の行動規範に基づく当社のコミットメントに沿って、テキストを含むすべてのモダリティに来歴シグナルを拡大することを目指しています。これにより、標準やツールが成熟していく中で、お客様や開発者がそれぞれの透明性に関する義務を果たすための明確な手段を提供します。
OpenAI Verify は他の AI ツールのコンテンツも検出できますか?
OpenAI Verify は、OpenAI ツールで生成またはエクスポートされたコンテンツに関連する、対応済みの来歴シグナルを検出するためのものです。
他の AI サービスで生成されたコンテンツを検出するものではありません。また、該当するシグナルがない、未対応、または劣化している場合は、OpenAI が生成したコンテンツも検出できないことがあります。
開発者は API を使ってコンテンツを検証できますか?
開発者や組織は、OpenAI の検証 API を使って対応コンテンツの OpenAI 来歴シグナルを確認し、検証機能を自社のアプリケーションやワークフローに組み込めます。API へのアクセスについては、openai.com/verify をご覧ください。より高い使用上限が必要な組織は、上限の引き上げを申請できます。詳細は openai.com/verify をご覧ください。
